『ガジュまるの生活日記』
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スマホがサーモグラフィーカメラに「FLIR ONE Pro」自宅の断熱機能を確認してみた

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家の寒さの原因を調べるため、スマートフォンをサーモグラフィーカメラのように使える、フリアー社の「FLIR ONE Pro」を購入しました。

FLIR ONE Proで、壁や床、天井などを撮影してみると、サーモグラフィー画像のように、温かい所と冷たい所が色で表現されるので、どの部分が冷たいのか画像で判断できます。

サーモグラフィー画像は思ったより見やすく、画面の中央の印の部分に温度が表示されるので、温度を測りたい場所を画像の中心に持ってくると、温度が測定できます。

この「FLIR ONE Pro」を使って分ったことは、自宅の断熱の有無がハッキリ分かりました。

自宅の天井と壁に断熱材が入っていますが、サーモグラフィー画像で確認すると、断熱材に隙間があったり、一部の壁には断熱材が入っていないことが分りました。

サーモグラフィーを使うと、肉眼では見えないものが見えるようになるので、使ってみてとても楽しいです。

「FLIR ONE Pro」を使うと、自宅の寒さや熱さの原因を探すことが出来るので、あれやこれやと、やみくもに対策しなくてもいいのでオススメです。

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「FLIR ONE Pro」を選んだ理由

そもそもの目的は

そもそもサーモグラフィーを購入しようと思ったきっかけは、

とても寒い日は暖房をつけても、なかなか室内が温まらず寒い思いをしていたので、DIYで簡易内窓や断熱材を取り付けようかと、ググったりYouTubeなどで調べていました。

そのときたまたま見た動画で、サーモグラフィーを使い断熱効果を検証していたのを見て、サーモグラフィーを使えば、どこが冷たいのが分かり、どこを断熱すれば良いのか分るので、効率的に断熱DIYが出来るかもって思ったのがきっかけでした。

比較検討した物

初めからFLIR OE Proを購入しようとは思ってはなく、スマホ用のサーモグラフィーを検索すると、FLIR (フリアー)と Seek Thermal (シークサーマル)が有名らしく、この2社の製品が多く出てきました。

その中でも安価な物は画質がイマイチそうだったので、スマホ用の中でもちょっと良い物を比較してみました。

比較したのは「FLIR ONE Pro」と「Seek Thermal Compact PRO」です。

どちらもサーモグラフィーの性能は同じぐらいですが、それ以外の性能に一長一短ありました。

どちらも魅力的でしたが、スマホケースの上から装着できレビュー数が多く評価の高い「FLIR ONE Pro」を選びました。

ちなみに使用しているスマホは、iPhone 13 proです。

FLIR ONE Pro

【特徴】

・2つのレンズで赤外線画像と可視光画像を合わせることにより、画像が鮮明に映し出されます。

・バッテリー駆動タイプで充電が必要。

・端子が伸びるので、スマホケースの上から装着可能。

・測定距離:15cm~無限大

・測定温度範囲:-20℃ ~ 400℃

Seek Thermal Compact PRO

【特徴】

・320×240サーマルセンサーを備えた高解像度のサーマルカメラが採用されています。

・充電不要でコンパクト。

・測定距離:0.3~550m

・測定温度範囲:-40~330℃

購入先

サーモグラフィーカメラと言えば、ものすごく価格が高いイメージでしたが、この「FLIR ONE Pro」の価格は4万台なので、けっして安くはありませんが、なんとか購入できるレベルです。

しかも今回購入した「FLIR ONE Pro」は、メルカリで3万円で購入しました。

「FLIR ONE Pro」使ってみた感想

実際に使ってみた感想を一言で言うと、めちゃめちゃ楽しい。

初めてデジタルカメラを使った時のように、心がときめきました。

「FLIR ONE Pro」の商品紹介

使ってみた感想の前に、今回購入した「FLIR ONE Pro」の商品紹介です。

プロフェッショナルグレードのスマートフォン用赤外線カメラ
FLIR ONE Pro – iOS

FLIR ONE Proを使用すれば、目に見えない問題箇所をこれまで以上に早く発見できます。

FLIR ONE Proは最高400℃の温度を測定し、強力な測定ツールを内蔵しているため、作業者に負けないほどよく働きます。

電気パネルを点検しても冷暖房空調設備の問題を探していても、または水による損傷を確認している場合でも、FLIR ONE Proは真面目なプロフェッショナルが持っておくべきツールです。

画像の詳細と鮮明度

FLIR ONE Proでは赤外線解像度を4倍向上させてVividIR™画像処理機能を搭載しているため、最も重要な時に詳細を確認することができます。

測定機能の拡張

最大3台のスポット温度メーターと6つの温度領域により、-20℃~400℃までの温度を測定できます。

現場での耐久性

毎日の現場での作業に耐えるよう設計されたFLIR ONE Proは、1.8 mからの落下に耐える仕様で耐久性のある設計となっています。

参照元:TeledyneFLIR

家中を映してみた

自宅の室内を床から天井まで映して見てみました。

温度帯が色で分かれており、部屋の暖かい部分と冷たい部分を画像で簡単に見つけることができました。

また中心の印の位置が温度表示が出るので、温度を確認したいところを画像の真ん中に持ってくればその部位の温度が測れます。

天井は全体的に温かい色ですが、断熱材の隙間は温度の低い色で表示されるので、断熱材の置き方や足りていない事が分りました。

天井の一部に断熱されていない箇所がありました。

天井のサーモグラフィー画像

中廊下の端は、温度が低いです。

可視化することで、どこに問題があるのかが見えてきます。

サーモグラフィーで壁の裏の状態が分るので、とても便利だと思いました。

デメリットは?

1.キャブリレーションという表示が出て、数秒間動かなくなることがある。

撮影中にキャブリレーションという表示が出て、数秒間固まるときがあります。

キャブリレーションとは、特に不具合ではなく、日本語で較正という意味で、その間は使えなくなります。

2.電池切れになるのが早い

電池は60分間持つようですが、それよりは短い時間で切れてしまいます。

3.画質がもう少し

サーモグラフィーの中では安い部類に入るので、画質はそんなに良いとは言えません。

でも、何が映っているのかは確認できるので、普通に使う分には十分だと思います。

おわりに

サーモグラフィーは、医療や建築、設備などの診断で使われているそうです。

それほど高性能ではありませんが、「FLIR ONE Pro」で、スマートフォンをサーモグラフィーカメラとして使用する事ができました。

今回は寒さ対策のために「FLIR ONE Pro」を使い、いろいろな事が分りました。闇雲にいろんな寒さ対策をするより、原因をしっかり突き止めるほうが無駄な出費がなく、効率よく断熱などが出来そうです。

また、暑い季節には、暑さ対策を調べる事にも使えそうです。

また、人の体温や機械などの温度を測定したり、それ以外にも幅広く使う事ができそうなので、いろいろ試していこうと思います。

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