エアーキャリーって知っていますか?
ガソリンスタンドなどに置いてある銀色のタンクに空気圧のゲージ(エアーゲージ)が付いているアレです。
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また、持ち運びできるタンク式のエアーインフレーターとも呼びます。
エアーキャリーは主に自動車のタイヤの空気圧の調整に使われます。
エアーキャリーがない場合、コンプレッサーからエアーホースをひき、エアーゲージを接続して使用するので、ホースの準備や取り回しが少し面倒です。
そこでエアーキャリーがあると、エアーホースなどの接続をすることなく、簡単に早く空気圧調整ができます。
そんなエアーキャリーですが意外に高く、価格が7~10万円ぐらいします。
購入するには価格が高すぎるので、見た感じエアーキャリーは単純な構造なので、自作することに。
いざ作成してみると、総額2万円ぐらいで良い感じのエアーキャリーができました。
見た目は市販されているエアーキャリーより劣りますが、機能的にはさほど変わりません。
もし良かったら参考にしてください。
※自作される場合は、自己責任でお願いします。
自作エアーキャリーの部品一覧
自作エアーキャリーの部品は、ほぼ全てAmazonで揃えました。
【エアータンク】
●プロスタイルツール オイルレスエアーコンプレッサー用アルミタンク 24L ALT-24
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●ダイドーハント(DAIDOHANT) ( 補強金物 ) DH ピッタリサポート コの字型 TC200 BK [ 鉄 / 黒塗装 ] ( 1個入 ) 65826
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●TRUSCO(トラスコ) ジョイント金具19型Cクロ寸法79X27.0穴数5 TK19-C5AB
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●エーモン DIYサポート DIYシリコングリップ 黒 5168
【エアーゲージ】
●Michelin(ミシュラン) エアーゲージ ユーロダイヌ 70~1,200(KPa) No.1991 STRAIGHT/15-01991
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●SUN UP PT1/4内ネジ用プラグ
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必要に応じて
上のMichelin(ミシュラン) エアーゲージのホースが1.5mと長すぎるので、下記のスペアホースを購入しても良いかもしれません。しかし、ホースの長さが50cmなので少し短すぎるかも。
●(STRAIGHT/ストレート) Michelin(ミシュラン) 互換 スペアーホース 0.5m (15-01991エアーゲージ ユーロダイヌ用) WD-1961/DS 15-019916
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【コイルホース】
●TRUSCO(トラスコ) ウレタンコイルホース 2.0m ブルー TUNA-3
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●SUN UP PT1/4内ネジ用ソケット Rc1/4 SM-22
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●SUN UP PT1/4内ネジ用プラグ
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価格を抑えるなら
上記のコイルホースにはエアカプラーが付いていなかったので、エアカプラーがセットになった物もあります。
●TRUSCO(トラスコ) αウレタンコイルホースブルー カップリング付 2m TUCH-3B
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【その他】
その他にボルトやナット、ビニールテープなどがありますが、今回は手元にある材料で取付けました。
自作エアーキャリーの作り方
作成手順はこの順序でなくても大丈夫です。
1.持ち手部分にシリコングリップを巻く。
持ち手部分にエーモンのシリコングリップを巻き、外れないように両端をビニールテープで巻きます。
※ここは巻かなくてもいいですし、エーモンのシリコングリップでなくても構いません。持ったときに手が痛かったのでグリップを巻きました。
2.ダイドーハントのステーをカット。
画像の赤い点線をカットします。カットした部分は軽く塗装すると錆びにくいです。
3.持ち手の横に穴を開けます
2.でカットしたステーに合わせて、穴を2カ所開けます。4.で説明する空気の取り入れ口を外した方が穴が開けやすいです。
4.空気の取り入れ口を外して方向を変える
取り入れ口全体を外し、吸入口と排出口も入れ替えました。
取付ける際はネジに残ったシール剤をキレイに落とし、ネジに新しいシール剤を塗布して取付けます。
今回はヘルメシールが無かったので、手持ちのねじロックでシールしました。
5.ダイドーハントのステーを取付けます。
2.でカットしたステーを3.で開けた穴の位置に取付けます。
6.トラスコのジョイント金具を取付け
このジョイント金具でエアーゲージを支えます。
7.エアーゲージを掛けるボルトを取付け
適当な長さのボルトを取付けます。
エアーゲージとコイルホースを取付けて完成です。
自作エアーキャリーの使い勝手
市販のエアーキャリーは使ったことがないので比較できませんが、自作でもぜんぜん使い心地がとても良いです。
その理由は
1.エアーゲージを掛けたままの状態でエアーを充填することができます。
エアーゲージは取り外せるようになっていますが、そのままでも空気を入れることができます。
2.充填量が24Lもあるので1台分の空気入れが余裕でできます。
市販のエアーキャリーの充填量が10L~15Lなので、約2倍ぐらいの容量があります。
3.重量も見た目より軽く感じます。
市販のエアーキャリーの重量は10Lクラスで4.3Kg、15Lクラスで5.5Kg~6Kgぐらいです。
自作エアーキャリーの重量が5.3Kgなので、充填量に対しての重量は軽くなります。
タンクへの空気の充填を自動化に
市販のエアーキャリーは専用のスタンドが付いており、スタンドに乗せると自動でタンクに充填されます。
それを自動化できるようにしてみます。
さすがにスタンドに乗せて充填させることはできないので、レギュレーターを使ってホースを接続するだけで自動で充填させようと思います。
で、作ったのがコレです↓
「新潟精機 BeHAUS スプレーガン用レギュレーター T-433」にエアカプラーを付けただけです。
自作エアーキャリーのタンクの安全弁作動圧力が0.83MPa~0.93MPaです。
このレギュレーターはスプレーガン用と書いてありますが、調整圧力範囲が0~0.8Mpaだったのでこれで十分でした。
レギュレーターのハンドルで圧力の調整ができるので、0.8Mpaに合わせると、その圧力まで自動で充填してくれます。
先ほどのレギュレーターを接続して、バルブを開くと自動で充填されます。
使用した物
新潟精機 BeHAUS スプレーガン用レギュレーター T-433
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SUN UP PT1/4内ネジ用ソケット Rc1/4 SM-22
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SUN UP PT1/4外ネジ用プラグ
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おわりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
自作エアーキャリーはタイヤに空気を入れるだけではありません。
エアーブローガンやエアー工具などを接続すると、ちょっとした作業にも使えたりします。
容量に限りはありますが、ポータブルのエアータンクとして持ち運びもできます。
エアー充填のみの場合、コンパクトで手軽に空気の補充ができる市販のエアーキャリーが、見た目もいいのでオススメです。
しかし、高価なので手が出せない方は、僕みたいに自作でエアーキャリーを作ってみるのも良いかもしれませんね。