【ギヤ実験室】ウェイトを間違えたら過去イチ飛んだ|Aiスモーク◆◆◆で気づいた体重移動
ドライバーの右ミスが気になっていました。
今使っているドライバーは、
Callaway PARADYM Ai SMOKE ◆◆◆ 10.5°。
シャフトは ATTAS KING 4X です。
これまでの基本セッティングは、前3g・後6g。
軽快に振れる感覚はありましたが、自分の場合、右に行きすぎる球が出ることもありました。
左を怖がってフェースを開いてしまう。
飛ばそうとすると打ち急ぐ。
右足に体重が乗る前に、クラブが下りてきてしまう。
そんな感覚がありました。
現在のクラブセッティングについては、こちらの記事にまとめています。
👉 ヘッドスピード40のクラブセッティング公開|シングルを目指すアマチュアの14本
今回は、Aiスモーク◆◆◆のウェイトを調整して、ヘッド重量や振り心地を変えることで、右ミスや飛距離がどう変わるのか試してみました。
ただ、今回の実験は少し予定外の方向に進みました。
ウェイトを間違えたことで、逆に大きな気づきがあったからです。
もともとのセッティングは前3g・後6g
まず、これまでの基本セッティングは 前3g・後6g でした。
この時のデータは、体重移動の感覚をつかむ前の基準として使えます。
3月に計測した前3g・後6gの10球平均は、次のような結果でした。
| 項目 | 前3g・後6g |
|---|---|
| キャリー | 202.5y |
| トータル | 220.5y |
| ボール初速 | 57.7m/s |
| ヘッドスピード | 40.8m/s |
| ミート率 | 1.42 |
| 打ち出し角 | 15.5° |
| アタックアングル | +2.3° |
| スピン量 | 3,076rpm |
| サイドキャリー | 右9.6y |
悪い数字ではありません。
ただ、ドライバーでもう少し飛ばしたい気持ちはありましたし、右への不安も完全には消えていませんでした。
そこで、ヘッドの重さを少し変えてみることにしました。
前3g・後11gのつもりが、実際は前9g・後11gだった
最初に試したつもりだったのは、前3g・後11g です。
後ろ側を重くして、少しヘッドの重みを感じながら打てるかを試すつもりでした。
ところが、あとから確認すると、前に入っていたのは3gではなく9g。
つまり、実際には 前9g・後11g という、かなり重いセッティングになっていました。
完全に勘違いです。
打っている時も、少し重い違和感はありました。
ただ、その時は「後ろを11gにしたから、こんなものかな」と思っていました。
最初はうまく打てなかった
当然ですが、最初からうまく打てたわけではありません。
いつもの感覚で振ると、ヘッドが重くてタイミングが合わない。
振り遅れるような感じもありましたし、思ったように振り抜けませんでした。
そこで、グリップを今までより指1本分ほど短く握ってみました。
すると、少しずつ当たり始めました。
今思えば、クラブが重くなったことで、手先だけでは振りにくくなっていたのだと思います。
だから自然と、体を使って振るようになった。
右足に乗って、
少し待って、
そこから左へ振る。
その感覚が出てきたあたりから、急に球が強くなってきました。
重さが、勝手に“間”を作ってくれた
この時は、前9g・後11gになっていることに気づいていませんでした。
ただ、あとからデータを見返して思ったのは、この重さが自分のスイングを勝手に変えてくれたのかもしれない、ということです。
ヘッドが重くなると、切り返しを早くできません。
無理に手で下ろそうとしても、うまく振れない。
だから自然と、トップで一瞬待つようになった。
その“間”ができたことで、右足に体重を乗せる時間が生まれたのだと思います。
今までの自分は、飛ばそうとすると打ち急ぎ、右足に乗る前にクラブが下りてきていたのかもしれません。
でも、この重すぎるセッティングでは、それができなかった。
クラブに合わせようとして、体が勝手に動きを変えていたような感覚です。
これは実験中にその場で気づいたことではありません。
あとからデータを見返して、改めて感じたことです。
前9g・後11gで過去イチ級の飛距離が出た
あとからデータを見返して驚いたのは、前9g・後11gで打った中に、これまでの自分ではあまり見なかった数字が出ていたことです。
最大飛距離の球は、次のような結果でした。
| 項目 | 前9g・後11g 最大球 |
|---|---|
| キャリー | 225.5y |
| トータル | 241.6y |
| ボール初速 | 63.4m/s |
| ヘッドスピード | 42.8m/s |
| ミート率 | 1.48 |
| 打ち出し角 | 15.6° |
| アタックアングル | +3.9° |
| スピン量 | 3,629rpm |
| サイドキャリー | 右24.3y |
前3g・後6gの通常設定では、10球平均でキャリー202.5y、トータル220.5y、ヘッドスピード40.8m/s。
そこから考えると、この1球はかなり大きな変化でした。
もちろん、前9g・後11gが安定していたわけではありません。
平均で見ると、右へのサイドキャリーも大きく、スピン量も多めでした。
つまり、この設定がそのまま正解だったわけではありません。
ただ、この重すぎる設定の中で、今までにない強い球が出た。
ここが大きな気づきでした。
失敗したセッティングが、体重移動を教えてくれた
前9g・後11gは、狙って作ったセッティングではありません。
むしろ、ウェイトを間違えた失敗設定です。
でも、その失敗が、自分に足りなかった動きを教えてくれました。
- ヘッドが重いから、手だけでは振れない。
- 切り返しを急げないから、自然と間ができる。
- 間ができるから、右足に体重を乗せる時間が生まれる。
- 右足に乗ってから左へ振れると、結果的にヘッドスピードもボール初速も上がる。
失敗は成功のもと。
今回のウェイト調整は、まさにそんな実験になりました。
ただし、重すぎれば良いわけではない
ここで大事なのは、重ければ重いほど良いわけではないということです。
前9g・後11gは、体重移動の感覚を思い出させてくれた大きなきっかけでした。
ただ、ラウンドでそのまま使うには少し重すぎる印象です。
18ホールを通して振り切ることを考えると、もう少し現実的な重さに落とし込む必要がありました。
そこで、その後はいくつかのセッティングを試しました。
前3g・後11gも試しましたが、自分には少し後ろが効きすぎるような感覚がありました。
ヘッドの存在感は出るものの、振り抜きやすさとのバランスを考えると、もう少し前後の重さを整えたい。
そこで良さそうだったのが、前6g・後8g です。
前9g・後11gほど重すぎず、元の前3g・後6gよりはヘッドの重さを感じられる。
振り抜きやすさと、体重移動のしやすさのバランスが一番良く感じました。
現時点の本命候補は前6g・後8g
現時点で一番バランスが良さそうだったのが、前6g・後8g のセッティングです。
実測は次の通りです。
| 項目 | 前6g・後8g |
|---|---|
| ヘッド重量 | 191.8g |
| 総重量 | 301.5g |
| バランス | D1.6 |
| 振動数 | 250cpm |
元の前3g・後6gよりはヘッドの重さを感じます。
でも、前9g・後11gほど重すぎる感じはありません。
重さを感じながらも、ラウンドで振り切れる現実的な重さ。
今のところ、この前6g・後8gが本命候補です。
体重移動後の前6g・後8gデータ
前9g・後11gで体重移動の感覚をつかんだあと、前6g・後8gで打ったデータも良くなっていました。
5球平均で、次のような結果でした。
| 項目 | 前6g・後8g |
|---|---|
| キャリー | 217.0y |
| トータル | 236.0y |
| ボール初速 | 61.0m/s |
| ヘッドスピード | 42.4m/s |
| サイドキャリー | 右4.0y |
前9g・後11gの最大飛距離ほどではありません。
ただ、前3g・後6gの時と比べると、平均としてかなり良くなっています。
特に大きいのは、飛距離だけではありません。
サイドキャリーが右4.0yと、方向性もかなり良くなっていたことです。
つまり、ただ飛ぶようになっただけではなく、体重移動を使って振れるようになったことで、飛距離と方向性の両方に良い変化が出た可能性があります。
この時点ではロフト11.5°でテストしていた
なお、今回比較している前3g・後6g、前9g・後11g、前6g・後8gのデータは、いずれもロフトを+1°した11.5°設定で計測しています。
もともとは球を上げたい意識もあり、Aiスモーク◆◆◆を11.5°で使っていました。
ただ、この一連のテストで体重移動の感覚が出てくると、アタックアングルも増えてきました。
今までは球を上げるためにロフトを寝かせていましたが、体重移動で自然にアッパーに打てるようになってきたことで、11.5°では少し上がりすぎる可能性も出てきました。
そのため、このテスト後、QUANTUMとの比較に入る前後で、ロフトを標準の**10.5°**へ戻しました。
あわせて、ティーの高さとボール位置も見直しています。
つまり今回の変化は、ウェイトだけで起きたものではないと思っています。
- 前9g・後11gという重すぎる設定で“間”ができたこと。
- 右足に乗ってから振る感覚が出たこと。
- その結果、アタックアングルが増えてきたこと。
- そして、その後ロフトを10.5°に戻す判断につながったこと。
これらが重なって、ドライバーの打ち方そのものを見直すきっかけになりました。
データ比較
今回の変化を簡単にまとめると、こんな感じです。
| 比較 | 前3g・後6g 体重移動前 | 前9g・後11g 勘違い設定・最大球 | 前6g・後8g 体重移動後 |
|---|---|---|---|
| キャリー | 202.5y | 225.5y | 217.0y |
| トータル | 220.5y | 241.6y | 236.0y |
| ボール初速 | 57.7m/s | 63.4m/s | 61.0m/s |
| ヘッドスピード | 40.8m/s | 42.8m/s | 42.4m/s |
| ミート率 | 1.42 | 1.48 | 約1.44 |
| アタックアングル | +2.3° | +3.9° | — |
| サイドキャリー | 右9.6y | 右24.3y | 右4.0y |
※前9g・後11gはその日の最大飛距離の1球です。
※前3g・後6gと前6g・後8gは平均値です。
※今回比較しているデータは、いずれも11.5°設定時のものです。
※このテスト後、アタックアングルが増えてきたため、ロフトを10.5°に戻して再検証しています。
この表だけを見ると、前9g・後11gの最大飛距離が目立ちます。
ただ、自分として一番大きかったのは、前6g・後8gでもヘッドスピードが42m/s台に上がり、平均トータル236.0yまで伸びていたことです。
しかも、方向性も悪くない。
前9g・後11gでつかんだ感覚を、現実的な重さの前6g・後8gに持ち込めた。
ここが今回の一番の収穫でした。
飛ばそうとしない。飛ぶ動きをする。
今回の検証で一番強く感じたのは、
飛ばそうとしない。
飛ぶ動きをする。
ということです。
今までは、飛ばしたいと思うほど打ち急ぎ、結果的に右足に乗る前にクラブが下りてきていました。
それでは、ヘッドスピードも上がりにくいし、フェース管理も難しくなります。
でも、重いクラブを打ったことで、切り返しで自然と間ができました。
その間のおかげで、右足に乗ってから左へ振る感覚が出た。
すると、無理に振りにいかなくても、結果的にヘッドスピードが上がり、ボール初速も上がりました。
飛ばそうとしたから飛んだのではなく、飛ぶ動きができたから飛んだ。
今回のウェイト調整で、そこに少し気づけた気がします。
QUANTUM ◆◆◆ MAXも試すことに
実は、この検証の途中で、気になっていた QUANTUM ◆◆◆ MAX も購入していました。
理由はいくつかあります。
今使っているAiスモーク◆◆◆が右に行きすぎることがあり、もう少し安心感のあるヘッドを試してみたかったこと。
同じキャロウェイ系のヘッドで、Aiスモーク◆◆◆とどう違うのか気になったこと。
そして、三浦桃香プロや「ゴルフでいきます」のあきちゃんが使っているのを見て、以前から気になっていたこともあります。
ミーハーと言われればそれまでですが、やっぱり使っている人を見ると試してみたくなります。笑
ただ、QUANTUMをポチった後に、Aiスモーク◆◆◆でも体重移動の感覚が少し分かってきて、飛距離と方向性が良くなってきました。
買うのが少し早かったかな?とも思いましたが、逆にAiスモークの基準ができたことで、QUANTUMとの違いも分かりやすくなりそうです。
QUANTUMについては、また別の記事で詳しく書きたいと思います。
まとめ
今回のAiスモーク◆◆◆のウェイト調整で分かったのは、ドライバーは単純に軽い・重いだけでは決められないということです。
軽ければ振りやすい。
でも、自分の場合は軽すぎると手で合わせにいってしまい、右へのミスが出やすくなることもありました。
一方で、重くするとヘッドの存在感が出ます。
前9g・後11gはかなり重すぎる設定でしたが、その重さがあったからこそ、切り返しで自然に間ができ、右足に体重を乗せる感覚に気づくことができました。
もちろん、前9g・後11gが最終的な答えではありません。
これは、勘違いから生まれた失敗設定です。
でも、その失敗が、過去イチ級の飛距離と、体重移動の感覚を引き出してくれました。
そして、その気づきをラウンドで使える重さに落とし込んだのが、現時点の本命候補である 前6g・後8g です。
さらに、この一連のテストをきっかけに、ロフトも11.5°から10.5°へ戻し、ティーの高さやボール位置も見直すことになりました。
単なるウェイト調整ではなく、自分のドライバーの打ち方そのものを見直すきっかけになったと思います。
飛ばそうとしない。
飛ぶ動きをする。
この感覚を、次はラウンドで試していきたいと思います。
7月後半は、
7/17のコンペ、
7/20の県民ゴルフ大会予選、
7/23のコンペと、3ラウンドが続きます。
練習場で見えてきたこの感覚が、実戦でも使えるのか。
焦らず、確認していきたいと思います。
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今回の記事は、ドライバーのウェイト調整を通して、体重移動や「間」の感覚に気づいた記録です。
現在のクラブセッティングはこちらにまとめています。
👉 ヘッドスピード40のクラブセッティング公開|シングルを目指すアマチュアの14本
この挑戦のスタートはこちら。
練習場で見えた感覚が実戦でどう出るのかは、今後のラウンド記録で確認していきます。
気づきや考え方の整理はこちら。