以前紹介した「マキタの充電式インパクトレンチ「TW300DZ」」と同じ時期に購入した、充電式インパクトドライバ(TD171)を比較してみました。
比較の前に簡単な説明をします。
インパクトレンチとインパクトドライバって、見た目や名前が似ているので少し分りにくいかもしれません。
ざっくり簡単に説明すると、
インパクトレンチはソケットを取付けて、大きなボルトやナットを締めたり緩めたりする工具。
インパクトドライバはビットを取り付けて、ネジを回したり、穴を開けたりすることができる工具です。
使う用途が分かれますが、基本的な動作が同じです。
そのためビットアダプターやソケットアダプターを取付けることで、インパクトレンチでビットを使えたり、インパクトドライバーでソケットを使えることもできます。
インパクトレンチとインパクトドライバは同じような使い方ができますが、どのように違うのか比較していきます。
ちなみに最近ではインパクトレンチとインパクトドライバが一体になった、「2in1コードレス充電式インパクトレンチ」という物も販売されています。
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マキタ 充電式 インパクトドライバ TD171 (18V) の紹介
購入品はマキタの充電式インパクトドライバ TD171DRGXです。
実際使ってみて思ったことは、重量はそれなりですが全長が短くコンパクトなのにパワーがあります。
それから4つの打ち込みモードと4段階の強さを選べるので、打ち込む材料によって使い分けることができますが、打ち込みモードは使わず4段階の強さだけ使用しています。
なぜかというと、打ち込みモードを使わなくてもトリガーを引く強さで回転数を調整できるので使っていません。
打ち込みモードは、インパクトドライバに慣れない人や、同じ作業を大量に行う人には良いかもしれません。
また今現在は購入したTD171より少し性能がアップした、新型のマキタ インパクトドライバTD172(18V)が販売されています。
TD171からの大きな変更点(改良点)はビットの抜き差しが軽くなったことと本体の上の部分がスリムになり隅打ちがしやすくなった点です。
TD172が販売されてから気づきましたが、TD171を使い始めのころビットの抜き差しが少し引っかかる感じがあり、スムーズにできなかったのを覚えています。
最近では慣れたのか擦れてきたのか分りませんが、使い始めよりはスムーズ付け替えができるようになってます。
それから壁際などの隅の方にビスを打ち込むときなど、もう少しスリムだったらと思ったことが何回かありました。
今から購入するのでしたら、価格にもよりますがTD172の方が良いと思います。
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マキタ 充電式 インパクトレンチ TW300DZ (18V) の紹介
インパクトレンチはDIYではあまり使わないかもしれません。
小屋など大物を作るときや、車やバイクのタイヤの脱着や整備など大きな力を要するところに使います。
詳しくは「マキタの充電式インパクトレンチ「TW300DZ」」をご覧ください。
充電式インパクトドライバーと充電式インパクトレンチの比較
インパクトドライバとインパクトレンチは使用目的が違うので、比較するのはおかしいかもしれませんが比較してみました。
インパクトドライバ | インパクトレンチ | |
価格(本体のみ) | 23,200円(税別) | 26,500円(税別) |
最大締付けトルク | 180N・m | 300N・m |
重量 | 約 900g | 約 1160g |
全長 | 116mm | 144mm |
打撃モード | 4段階 | 4段階 |
回転数[回転/分] | 0~3,600 | 0~3,200 |
防滴・防じん | あり | あり |
LEDライト | 2灯式 | 2灯式 |
トルクや重量はインパクトレンチが大きいです。
サイズはインパクトドライバーがコンパクトなので、使いやすいと思います。
画像の左がインパクトドライバ、右がインパクトレンチです。
インパクトドライバーの感想
コンパクトなので取り回しが楽ですし、全長が短いので狭い場所でも使用することができます。
18Vの充電式インパクトドライバの中では180N・mとトルクが大きい方なので、長いビスでも余裕で打ち込むことができます。
それから、軸受け部にダブル・ボールベアリングが採用されているので、ビットの振れが少なく作業性がとても良いです。ビスも安定して打てますし、ドリルビットでの穴開けもスムーズにできます。
またソケットアダプターを装着するとインパクトレンチのように、ソケットを使用することもできます。
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ソケットアダプターを使って大きなサイズのソケットを使えますが、大きなトルクをかけるとビットが折れそうです。
僕の感覚では17mmのボルトナットまでは、締め付ける物にもよりますが、インパクトドライバーで十分締め付けられそうです。
それより大きいサイズの物は仮締めとかには使えそうです。
インパクトレンチの感想。
インパクトドライバより一回り大きく重量もありますが、見た目以上に重たくは感じませんでした。
トルクが300N・mもあるので、自動車のタイヤ脱着も余裕でできます。
またビットアダプターを装着すると、インパクトドライバみたいに使用することも可能です。
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ビットアダプターを使ってビス打ちやドリルで穴を開ける事もできますが、インパクトドライバと比べると芯ブレのためドリルで穴を開けるのが少し難しくなります。
しかもビットアダプターの長さプラスビットの長さが足されるので、全長が長くなり扱いづらくなります。
まとめ
インパクトドライバとインパクトレンチを比較してみました。
どちらも便利で使いやすいのですが、結局は使用目的に合った物を使うのがベストだと思いました。
どちらか1つ選べと言われたら、インパクトドライバを選びます。
その理由はDIYでは必須の工具で、利用頻度がかなり多いので1台は持っていたい電動工具です。
あまりオススメはしませんが、ソケットアダプターを装着し、実際に自動車(軽自動車)のタイヤの脱着がインパクトドライバでも出来ました。
特にDIYをしない方でも、カラーボックスや組み立て式の棚などの作成でも使えますし、ちょっとした工作やネジを締めたり穴を開けたりできるので、一家に一台あると便利な工具です。
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マキタの18Vリチウムイオンバッテリーを持ってる方はに、本体のみの購入もオススメです。
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